まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
注意
2026年分の金融機関変更の期限は2026年9月30日です。国税庁の同ページ(2026年9月28日確認)によると、変更届出書は「前年10月1日〜その年9月30日」に出す必要があります。提出する日以前に、変更前の金融機関でその年分の買付(受入れ)をしていると、その年分は変更できません。
結論:必要書類は3点、最初に既存口座を確認
マイナンバーの示し方は3通り
| マイナンバーの確認方法 | 一緒に必要な本人確認書類 | 根拠 |
|---|---|---|
| マイナンバーカード | カードが本人確認書類も兼ねる | 国税庁 手続ページ・Q&A Q11 |
| 通知カード(氏名・住所が住民票と同じ場合のみ) | 運転免許証など。種類と点数は金融機関の指定による | 国税庁Q&A Q11、マイナンバーカード総合サイト |
| マイナンバー記載の住民票の写し | 運転免許証など。種類と点数は金融機関の指定による | 国税庁 手続ページ(住民票の写しを例示) |
既存口座の有無で手続きが分かれる
- NISA口座がない人:開設届出書+マイナンバー確認書類+本人確認書類で新規開設する
- 他社にNISA口座がある人:今の金融機関に「金融商品取引業者等変更届出書」を出して「勘定廃止通知書」を受け取る。それを非課税口座開設届出書と一緒に新しい金融機関へ出す
手持ち書類診断:4つの質問でルートを決める

- Q0:ほかの金融機関にNISA口座がある? はい→金融機関変更(後述の⑥)/いいえ→Q1
- Q1:マイナンバーカードがあり、署名用電子証明書が有効で、暗証番号も分かる? はい→出口A/いいえ→Q2
- Q2:通知カードがある? はい→Q3/いいえ→出口C
- Q3:通知カードの氏名・住所は、今の住民票と同じ? はい→出口B/いいえ→出口C
| 出口 | 準備物 | 申込方法 | 2027年4月1日以降(施行予定) |
|---|---|---|---|
| A:マイナンバーカード | カード1枚(スマホで読み取る場合は署名用電子証明書と暗証番号) | オンラインか郵送かは金融機関の案内で確認 | ICチップ読み取りが原則になる |
| B:通知カード | 通知カード+本人確認書類 | 同上 | 書類の画像・複写を使う方法は原則廃止 |
| C:住民票の写し | 番号記載の住民票の写し+本人確認書類 | 同上 | IC読み取りができない場合は、住民票の写しの提示と転送不要郵便などの方法 |
補足
所要日数は、金融機関・申込方法・書類の不備で変わります。実測したデータがないため、この表には日数を載せていません。
申込が止まる4つの原因
①通知カードの記載が今と違う
②マイナンバーカードの電子証明書が使えない
③健康保険証が使えなくなった
④他社のNISA口座を忘れていた
申込の6ステップと開設までの期間
- 既存のNISA口座があるか確認する(Q0)
- 金融機関を選び、証券口座とNISA口座の申込をする(同時に申し込めるかは金融機関の案内で確認)
- 本人確認をする(方法は金融機関が指定)
- 審査・口座開設を経て、ログイン情報を受け取る
- 入出金用の銀行口座などを登録する
- 入金して積立を設定する
期間の考え方
ケース別の比較表(7パターン)
| ケース | マイナンバー確認 | 追加書類 | 注意点(出典) |
|---|---|---|---|
| ①カードあり | カード | なし | 電子証明書の暗証番号と有効期限(総務省) |
| ②通知カード(記載一致) | 通知カード | 本人確認書類 | 画像・複写方式は2027年4月1日に原則廃止予定(TMI) |
| ③通知カード(引越し・改姓後) | 使えない | 住民票の写しなどに切り替え | 記載が住民票と違うと証明に使えない(マイナンバーカード総合サイト) |
| ④住民票(番号記載) | 住民票の写し | 本人確認書類 | 記載を希望しないと番号が省略される(江東区の例) |
| ⑤その金融機関に番号を告知済み | 不要な場合あり | 金融機関による | 国税庁Q&A Q11 |
| ⑥他社NISAから乗り換え | 必要 | 変更届出書・勘定廃止通知書 | 9月30日期限。その年分に買付済みなら翌年分から(国税庁) |
| ⑦こどもNISA(2027年〜、方針) | 未確認 | 未確認 | 必要書類は公表資料で未確認(金融庁 2025年12月資料) |
金融機関変更の手順と期限
- 今の金融機関に金融商品取引業者等変更届出書を出す
- 勘定廃止通知書を受け取る
- 新しい金融機関に、非課税口座開設届出書・勘定廃止通知書・本人確認書類などを出す
こどもNISA(2027年〜の方針)
開設後の届け出と2027年の変更点
氏名・住所が変わったら、すべての金融機関へ届け出る
届け出がないと受入れが止まる方針
オンライン本人確認はICチップ読み取りが原則に
作っただけで終わらせない
やってはいけないNG対応
- 複数の金融機関にNISA口座を同時に申し込む:二重口座と分かると、買付日にさかのぼって課税口座へ移される(金融庁、2019年1月)
- 記載が今と違う通知カードを出す:マイナンバーの証明に使えない(マイナンバーカード総合サイト)
- 乗り換えたい年に、変更前の金融機関で買付する:その年分は変更できない(国税庁)
- 引越し後に異動届出書を出さない:国税庁は遅滞なく届け出るよう求めており、届出がない口座の受入れを止める方針も示されている(金融庁、2025年12月)
まとめ:確認するのは3つだけ
よくある質問
Q1. マイナンバーカードだけで開設できますか?
Q2. 通知カードは使えますか?
Q3. 開設までの期間はどれくらいですか?
Q4. 金融機関変更はいつまでですか?
Q5. こどもNISAはいつからですか?
※この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融機関や商品をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。受け付ける書類は金融機関ごとに違い、制度改正の内容には予定・方針の段階のものも含みます。
- 国税庁「NISA口座の新規開設又は変更に関する手続等について」 https://www.nta.go.jp/users/gensen/nisa/tetsuzuki.htm
- 国税庁「NISA(非課税口座)に関するQ&A」(旧NISA期の資料) https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/nisa_qa01.pdf
- 金融庁「NISA口座の申込から取引開始までの期間短縮について」(2019年1月) https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20190111.html
- 金融庁「NISAに関するよくある質問」 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/question/index.html
- 金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」(2025年12月) https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20251226-2/01.pdf
- マイナンバーカード総合サイト「通知カードについて」 https://www.kojinbango-card.go.jp/mynumber/notification_card/
- 総務省「公的個人認証サービスによる電子証明書」 https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kojinninshou-01.html
- J-LIS「マイナンバーカードのパスワードをコンビニ等で初期化・再設定」 https://www.j-lis.go.jp/jpki/idreset/idreset_index.html
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08277.html
- 江東区「マイナンバー(個人番号)入り住民票等の請求について」 https://www.city.koto.lg.jp/060303/kurashi/mynumber/kojinbango/94131.html
- TMI総合法律事務所「犯罪収益移転防止法施行規則の改正による本人確認方法の厳格化について」(2026年) https://www.tmi.gr.jp/eyes/blog/2026/18168.html
- 日本証券業協会「NISA口座の開設・利用状況(証券会社全社・2026年6月末時点)」(2026年9月) https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/files/nisajoukyou/new_nisaall.pdf
- 大和アセットマネジメント「資産形成白書2026 第3章」 https://www.daiwa-am.co.jp/hukyu-center/pdf/hakusyo/2026/hakusyo_2026_03.pdf




