まな先生解説
こころ質問
すい要点整理
注意
本記事は2026年6月時点の一般的な制度概要にもとづく情報提供であり、特定の投資判断や税務処理を保証するものではありません。最終的な手続きは金融機関・税理士・公的窓口でご確認ください。
まず結論:廃止後にすべきこと3ステップ
- 保有商品を確認する:証券会社のジュニアNISA口座にログインし、銘柄・数量・取得価額・現在の評価額を一覧で確認します。
- 非課税で持てる期限を把握する:お子さまが何歳で18歳になるか、それまで非課税が続くかを確認します。
- 出口の方針を決める:「教育資金として数年内に使う」のか「18歳以降も長期運用するのか」で取るべき行動が変わります。
「ジュニアNISA廃止」で何が変わったのか深掘り

| 項目 | 廃止前(〜2023年) | 廃止後(2024年〜) |
|---|---|---|
| 新規買付 | 年80万円まで可能 | 不可(終了) |
| 払い出し制限 | 原則18歳まで引き出し不可(途中引き出しは課税の扱い) | 制限が撤廃され、年齢を問わず引き出し可能とされる |
| 非課税保有 | 18歳までの非課税期間など | 18歳になるまで非課税で継続保有が可能とされる |
| 引き出し方法 | — | 払い出す場合は口座内の全額・口座廃止が前提となるのが一般的 |
補足
ただし「いつでも引き出せる」と「自由に一部だけ引き出せる」は別物です。一般的には、払い出しの際は口座内の資産を全額引き出し、口座そのものを閉じる扱いになるとされています。一部だけ売って残りは非課税で持ち続ける、という細かな調整はできないケースが多い点に注意が必要です。
あなたの状況を見分ける:タイプ別チェック
- この資金を使う予定は「5年以内」か「それより先・未定」か。
- 子どもは現在何歳で、18歳まであと何年か。
- 含み益(または含み損)はどの程度か。
| タイプ | 状況の特徴 | 一般的に向く方向性 |
|---|---|---|
| 長期運用型 | 子が小さく、当面使う予定がない | 非課税のまま継続保有し、18歳到来後の移管を見据える |
| 教育資金型 | 数年内に大学費用などで使う予定 | 値動きリスクを抑えつつ、必要時期に合わせた引き出しを検討 |
| 出口間近型 | 子が高校生で18歳が近い | 18歳以降の課税口座・新NISAへの流れを早めに確認 |
| 含み損気がかり型 | 評価額が取得額を下回っている | 慌てて売らず、保有継続か否かを期間と相談して判断 |
具体的な解決方法:保有・引き出し・移管の選び方
- メリット:運用益が非課税のまま。長期保有による複利効果が期待できるとされる。
- 注意点:値動きのリスクは残る。元本割れの可能性は常にある。
- 手数料:多くの投資信託では保有中に信託報酬(年率コスト)がかかる。低コスト商品かを確認したい。
- 証券会社で払い出し手続きを行う。
- 一般的には口座内の資産を全額売却・引き出す形になる。
- 売却益は非課税で受け取れるとされる。
注意
ジュニアNISAの保有資産は、18歳到来後は課税口座(特定口座など)へ移管されるのが一般的とされています。新NISAへ「移す」場合は、いったん現金化したうえで本人の新NISA口座で買い直す形になることが多く、その間の値動きや手続き期間に留意が必要です。
| 打ち手 | 想定コスト | 税の扱い(一般論) |
|---|---|---|
| 継続保有 | 信託報酬など保有コスト | 18歳まで非課税とされる |
| 引き出し | 売買手数料(無料の場合も) | 非課税で受け取れるとされる |
| 新NISAへ買い直し | 売買手数料・スプレッド等 | 移管後の運用益は新NISAの非課税枠の対象となりうる |
ケース別の対処:子どもの年齢・目的で変わる動き方
予防・再発防止のコツ:廃止後に資産を放置しないために
- 年1回の棚卸し:誕生日や年末など、決まった時期に評価額と方針を見直す。
- 出口時期のメモ:子どもが18歳になる年・月をカレンダーに記録しておく。
- コストの確認:保有商品の信託報酬が割高でないか、年1回はチェックする。
- 家計全体での位置づけ:教育費・生活防衛資金とのバランスを定期的に確認する。
専門家・公的情報の見解
金融庁はNISA制度全般について、制度内容や変更点を公式サイトで案内しています。ジュニアNISAの取り扱いや非課税期間の考え方は、こうした公的情報で最新の内容を確認することが推奨されます。
- 廃止は「新規買付の終了」であって「資産の没収」ではない。
- 払い出し制限の撤廃により、教育資金として柔軟に使いやすくなった面がある。
- 18歳以降の移管・買い直しのルールは金融機関ごとに手続きが異なる場合があるため、個別確認が重要。
注意
税金や手続きの詳細は、家庭の状況(所得・他の口座の有無など)によって変わることがあります。一般的な解説をそのまま適用せず、ご自身のケースは金融機関の窓口や税理士、税務署にご確認ください。これはお金に関わる重要な判断(YMYL領域)であり、慎重さが求められます。
やってはいけないNG対応
注意
「必ず儲かる」「これをやれば安心」といった断定的な情報には特に注意してください。投資には常に元本割れの可能性があり、確実な結果を約束できる方法は存在しないとされています。




